TEKI雑記

古民家暮らしのDIYな日々を綴ります

DIYについて考察する


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年始、バローホームセンターに行くと、何やら人が群がっているコーナーがあるではありませんか!近づいてみると、年始の工具特価市でした!私も群に参加して物色すると、タジマの125㎜チップソーがナント!!( ; ロ)゚ ゚1000円!でしたので買いました(’-’*)♪

今年も自分なりにDIYを頑張っていきたいと思います。そして、年のはじまりということで、DIYについて改めて考察してみようと思います。

 

年の瀬、年始になると、必ず来年はー今年はー変化するというのを強調する方がみえますが、そもそも変化のない年なんてあるのだろうか('_'?)と思ってしまいます。時代も変われば私も年をとるし自身の価値観やセンスも変わっていくものなんです。宇多田ヒカルの歌詞で、「俺には夢がない。望みは現状維持。」ってのがありましたけど、現状維持は立派な夢ですよ!( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )ってツッコミを入れてしまいます。

建築業界も変化があるのなら、お題の「DIY」も変化があると思います。今後DIYというのが一般的にどのよう立ち位置に収まっていくのか一DIYerとして大変興味深いところです。

DIY ·Do it yourselfの歴史は、第二次世界対戦後、イギリス、ロンドンで市民運動としてはじまりました。国が起こした戦争で、町はボコボコに破壊され、国は国民に何してくれてまんねん(; ・`д・´)と怒った市民が、国は信用ならん!復興は俺たちがやるんだ!と、「DIY」がスローガンになりました。そして戦後復興後、プロだけでなく一般人でも、気軽に道具・資材が調達できる「ホームセンター」が登場しました。

現代のDIYは戦後直ぐのように切実性はなく、より自分らしく楽しくクリエイティブなものになったように思います。YouTuberのDIYerを私もチラ見しますが、本当に皆センスが良く楽しんでいて素敵だと思います(ノ゜ο゜)ノ中には、女性DIYerもいて、かつて日曜大工というとお父ちゃんがやってます色が和らいでいるのも良い変化だと思います。

そしてDIYというのが一趣味ではなく、もっと身近にフラットになれば良いなと思います。さらに未来の世代である子どもたちには、DIYを必須科目にしてもいいと思います。私が受けた義務教育なんざ、中2でやっとケチな本棚を作らされたくらいです。中坊となれば、小屋くらい建てられるスキルを身に付けさせてもよいというのが私の理想教育なのですがどうでしょうか。

私の理想と今後の世の中のトレンドが近くなるのか離れていくのか今はハッキリわかりません。YouTubeを見ているとDIYも変わったな~✨と眩しく感じる反面、実生活をしていて感じるのはまだまだ万人に一般的でもないのかなとも思います。例えば冒頭の工具特価市コーナーに群がっていた客層ですが、女性は零です。さらに集まっていた男性客年齢層ですが、アラフォーの私が一番若く、他はパッと見アラフィフ、アラシックスのオジサンばかりでちた(._.) うーん( ´~`)女性がむさくるしい群に恥ずかしくて近づきたくなかったという見方もあるかもしれません。しかし、通常の資材・道具工具コーナーにでも、女性客がいることはほとんどありません。やっと若い兄ちゃんをチラホラ見かけるよーになったかな?という感じでしょうか。さらに職場の同僚から、木工ワークショップ出店したら、お金を払うからつくってくれや!とか、私に鋸を持たせるのですか!とかフツーに言ってくるお客さんがいると聞き驚きました。DIYの浸透という意味では、まだまだなのかもしれません。

しかし、DIYの今後を私なりに予想してみますと、暮らしをテーマにしている分、過去の趣味やニッチな趣味という枠には入らないのかなと思います。DIY市場は今後も伸びていくと思います。かつて分業社会の進展とハイテク化は、一般人のDIY精神を潰すベクトルが働いていました。その結果、釘の打てない小学生高学年、さらには釘の打てない大工さんまでも今ではいますね。さて、読者の年代によっては、うん?小学生で釘を打てる子なんているの?と驚いたかもしれません。まだ、民家というのを大工さんが木で作り上げていた時代、日本の元祖DIYである「営繕」というのも家の仕事でした。なので各家庭には必ずちょっとした大工道具と材木のストックがありました。その証拠にドラえもんに出てくるジャイアンが、野地板を釘で打つシーンがあります。因みに、のび太ジャイアンの年は小学4年生という設定です。彼らくらいの年になれば、釘打ちなんざ家庭で学んでいたんですね。

では、どうして今後DIY市場が伸びると思うのか。それは、まず日本が人口大減少しているからです。つまり当然、建築市場も職人不足になるわけでプロ丸投げでは回らない状態になります。さらに今後給料も伸びる可能性も低く、マイホームローンを組むのを躊躇してしまいます。かといって人手不足の上、超拙速作業で造った劣悪なローコスト住宅は、動画で公開処刑され買う人も少なくなります。そこで施主も手伝うハーフセルフビルドというのが選択肢として復活するのです。

今はプロの大工さんもYouTubeで見ることができ、今まで一般消費者は大工さんの仕事がどんなものか見ることができませんでした。私も見ますが、すごい仕事量で驚きます。特にリフォームは新築と違い、算段が狂うことが結構あります。それでも瞬時に予算と工期を照らし合わせ、最適解を出せる大工さんは正にプロです。YouTubeを見ていて大工さんは凄いなーと思う反面、そこまで直すなら…ここもやれば完璧になるのになぁ…と思うことがあります。そしてその完璧にできない理由は大工さんにはなくて、施主にあるということがなんとも気持ち悪く感じるのです。つまり施主が予算を追加で出すか、工期を伸ばして自分でやるということをやれば完璧になるのです。何も作業すべてが匠の技術がいるわけではありません。リフォームなら例えば壁を壊すのは自分でやって、直すのを大工さんにやってもらうのです。大工さんの人手が余っていれば、歓迎されないかもしれませんが、これからもっともっと建築市場の人材不足が進行すれば、できるところは施主がやるという形も普通になってくるかもしれません。その方が、施主は予算が抑えられ、大工さんも余裕が生まれ双方にメリットがあります。( ´゚д゚`)エー自分で解体やるのーわたちできな~いという方は、せめて掃除、解体された廃棄物を運ぶくらい手伝いましょう。それすらもできないのに、予算はギリギリで安く早くしろと大工さんに言うのなら、品質は保証されないかもしれません。

2000年代、大きい工務店が倒産し、住宅の価格破壊が起きローコスト住宅が出てきました。「もったいない」精神の日本で、チープ住宅が乱立する滑稽なことがこの国には起きています。この先、日本の住まい事情は一体どのように変化していくのでしょうか。既に予想できるキーワードに「格差」「災害」「情報」があると思います。さらに格差社会が広がることでそもそもローンが組めなかったり、またシックハウス欠陥住宅が干されることでローコスト住宅は売れない時代になるかもしれません。災害も多発するので持ち家なんて要らねーとノマド化する人種も一定数現れるでしょう。富裕層は独立した安全網があるので有事の時も大丈夫です。超ハイテク、6Gの時代がきたからといって、庶民の家がハイスペックにはならず、身分証明書がいらず、顔認証ですべてまるわかりのシステムになるだけでしょうか。基本国はあてにしない方が賢明かもしれません。例えば大型台風で屋根材ふっ飛びまくっても、国は自分でブルーシートをはりなさい!と言うことはできません。それでケガされると国の責任になるので、危険ですので…とむしろすすめません。そのくせ人手がおらず、いつまでたってもやってくれませんパターンになるのです。

一般庶民が超格差社会と災害多発国のダブルパンチを乗り越え暮らしていくには、やはりDIY精神が重要になってくると思います。程度の良い古民家、既存物件をメンテナンスしながら暮らすというのもスタンダードになるかもしれません。そうなればDIYは趣味という枠を越え、若干切実性はあるものの戦後直ぐのように気張り過ぎる必要もなく、庶民にとって個性も出しやすいカジュアルなものになっているでしょう。