TEKI雑記

古民家暮らしのDIYな日々を綴ります

古民家再生 解体編

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解体をすれば、どのような刻みをしているかわかるから楽しい。
在来軸組み工法を解体し、匠の技を学ぶことは、文化・技術の伝承になり、役目を終えた古材は立派な薪ストーブの燃料になる。あぁ、なんと無駄のないことか!
それに比べ、新建材を多用した現代建築の最後は、無茶苦茶にぶっ壊し有害なゴミとなるだけ。


家は様々な理由で空き家になる。不動産業者などの第三者が入らなければ、空家になった家は片付いていないことが多い。古民家は広いことが多く、身内も遠くに離れてしまっては、なかなか片付け掃除するモチベーションが上がらないからだろう。縁あって借りることになったこの家も、家主が亡くなってから9年間、荷物は当時のままであった。

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元家主の大量の荷物を、軽トラの寿命が尽きるまで酷使しながら運び出した状態。
ここから座板をはぐり、根太・大引き・框などの状態の全貌を明らかにしていく。

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座板をはぐると、栗材の根太と大引きが顔を出した。栗材は防蟻に有効なタンニンを多く含んでいるが、ところどころ芯までやられていた。堅い欅の框も白蟻被害が目立っていた(*_*;

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この家は典型的な古民家の間取りである「田の字」の4部屋。
2部屋は畳干しで凌ぎ、2部屋をフローリング化することにした。
大引きから再生すれば、レベル調整もやりやすいが、予算的にきつくなってしまう。
比較的白蟻被害が少なかった部屋は、朽ちた皮を綺麗にめくり防蟻剤を塗ることで、既存の栗材をそのまま利用した。写真の部屋は框・大引きからやり直した。