TEKI雑記

古民家暮らしのDIYな日々を綴ります

限界集落のDIYな日々

DSCN0858


写真は我が家に通ずる、「市道」です。
今年は全く雪が積もらないので、「市道」の手入れをしました。

道際の木は切ってもよいことになっていますので、伐採をしました。
軽トラに材を運ぶ時、道の上まで伸びた枝に引っかかり危なかったので、これで安心です。

チェーンソーで端から慌ただしく切るのも悪くはないのですが、パワーツールは過度な緊張感を要するので、はじめは鋸と鉈で処理をします。

DSCN0860


愛用のシルキー製の鋸と鉈です。切れ味抜群で、替え刃式が大変便利☆
地元ではエビ鉈を使う方が多いですが、私にはデカ過ぎて腰につけたとき邪魔に感じてなれませんでした。

DSCN0859

処理した材はもちろん薪ストーブの燃料になります☆
乾燥させなくてはならないので、使うのは来年以降になりますが。
手鋸で切るのが億劫な太さは、道脇に置いといて後日チェーンソーで切ります。


さて、ここからはサブタイトルで「限界集落に住むということは」です。

私は今の古民家に住み始めてから、この「市道」をちょいちょい手入れをしています。
春~秋の普段の手入れは専ら「落ち葉掃き」です。
やる理由は、結構な急な坂道で途中90度カーブがありますから、ガッツリ落ち葉が溜まれば車が滑るからです。それと、のり面に先住民が埋めた不法投棄ガラス・瓶・陶器の破片が、雨が降るたびにポロポロと道に落ちてくるので、タイヤがパンクしないかと心配だからです。

あとは我が家の手入れのついでの手入れですね。
例えば我が家の草刈機出動ついでの道際の草刈りです。
去年は我が家のコンクリート打ちのあまりを、道の穴に埋めました。(この穴を避けて通っていたので)

伐採した木は燃料にしたり、掃いた落ち葉は堆肥にしたり、自分の利益にもなりますが、そもそも「私道」でもない「市道」に労働力と時には自腹を切るのは、おかしいのではないかという見方もあると思います。
確かに道路環境整備も公共サービスだと思います。私も一市民として役場に働きかける権利はあるでしょう。
しかし道路が崩落しない限り、私は役場にいちいち申し出ないでしょう。
行政が普段の手入れを切っているから「限界集落」といわれる所以であって、「限界集落」は公共サービスの質が落ちているのをわかっていて、私はここに住んでいるからです。

限界集落」というのは、県でもなく市でもなく町の次の最小地名単位で見ないと見えてこないでしょう。そして私が今住んでいる集落は、増田レポートを読むまでもなく、また増田レポートがどうであれ、消滅集落へのカウントダウンが始まっています。おかげで道路際からだしぬけに動物が飛び出してきます。去年はクマも(>_<)

私の集落の隣の集落は実際に消滅してしまい(住民ゼロでいるのは牛だけ)、この前久々に通ったら、道路は穴ぼこだらけで石はゴロゴロで、もう通りたくないと思いました。
財政が厳しい中、管理する側からすれば人もいないところにお金をかけたくないでしょう。

私が手入れをしているこの「市道」を普段利用しているのは、私と郵便配達員さんだけです。雪が積もれば4WDでも上がれないので、私がワンコの散歩に利用するだけです。
なので、こんなところの道を環境整備するために税金を使ってもなぁ……と思いますし、役場の方と話をしますと私はアレルギー反応も起こしてしまいますので、DIYしているのです。

私は縁ありまして今の集落に住んでいますが、そもそも私は、適当な山林物件を購入して、ゼロベースから生活をつくっていこうと考えていました。
なので、消滅への過渡期であっても、ライフラインなどの猶予期間を与えられていると思えば、逆に有難いと思っています。

ライフラインの一つである「水道」を例に挙げれば、私の集落の水道本管は老朽化により破損が甚だしく止めています。直すお金は自治にはもうありません。市からの補助も半額だとか…
なら今はどうしているのかといいますと…

DSCN0861

このように、黒パイプで各家庭に送っています。
上記写真の施工もDIYしました。
おかげで、自動的に太陽熱温水です(笑)

黒パイプは簡単に取り換えができますが、肝心な水道タンクがやばくなってきていますので、水道タンクの寿命が尽きると同時に、水道サービスも終了です。
そーなれば、井戸(実は我が家には井戸がある)を復活させるしかありません。


さてさて、「限界集落」のその後の戦略を考えたとき、論がわかれるところだと思います。
積極的に移住者を呼び込み、インフラ・ライフラインの維持整備を行政にしっかりとやってもらおうとするか、積極的に没落を受け入れていくか…

行政が移住者を積極的に受け入れ、定住促進や産業振興に力を入れるのも良いでしょうが、諸事情によりそれが叶わなかった地方が没落(独立)し、DIY村として存続するのも面白いのではないかと思います。