TEKI雑記

古民家暮らしのDIYな日々を綴ります

建築用油色々~新材篇

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植物油といえば食用を真っ先に思い浮かべてしまいますが、石油塗料が開発される前、建築にも植物油は防水・防虫・防腐として利用されていました。そして、先人達は様々な植物油を用途によって使い分けていたのです。


6月に建前した小屋の増築部分に、柿渋で仕上げるかベンガラで仕上げるか油で仕上げるか迷っていましたが、柿渋は何度も経験したし、まだベンガラの濃い色もすすまなかったので、油で仕上げることにしました。
木工でいう「オイルフィニッシュ」というやつですが、毎年のメンテナンスといった方が正確です。

さて、今回建築用油に決めたことによって、どんな油にしようか調べました。
私は、乾性油ならどれが良いのだろうかという程度で調べたのですが、新材はいきなり乾性油を塗るのではなく半乾性油の「菜種油」が良いとのことでした。
はじめの何年間は、浸透性が高く木の中まで染み込ませることができる「菜種油」を塗ってから、乾性油を塗ることでより美しく仕上げていくのだそうです。
考えてみればその方が、「菜種油」が乾性油によって閉じ込められ良さげです。
そーいえば昨年、高価な乾性油をわざわざ買ってこなくても、台所にある油でと半乾性油の「ごま油」を下屋の柱に塗ったのですが、正解だったようです(笑)

因みに「乾性油」というのは、蒸発して気化する油のことではなく(←だとしたら意味がない?!)空気中に放置すると、酸素と反応して固化・乾燥する油のことです。
実際にはヨウ素価で判定され、ヨウ素価130以上を「乾性油」、100~130を「半乾性油」、100以下を「不乾性油」といいます。
鋏のお手入れ時に使用した椿油は、「不乾性油」なので刃物に良いのですね。

さてさて、ということで今回の主役は…

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半乾性油の「菜種油」さんです☆

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塗る前に、たわしや箒でサッと汚れや蜘蛛の巣を落としまして…

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さあ、塗っていきま~す♪
刷毛で塗って、ウエスで伸ばすように拭くという戦略でいこうかと思ったのですが、開始早々断念。
材のコストを下げるため、仕上げのカンナがかかっていないため、ウエスが引っかかりまくり駄目でした"(-""-)"
なので、刷毛で一生懸命こすりつけながら塗りました。

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ボトルの残りが少なくなったら、容器に移すのではなく、ボトルの上をカッターで切っちゃった方が無駄がないです♪
最後はウエスでボトルの油を綺麗に拭き取り、適当な無垢材品等に塗ると全く無駄がありません。
今回は玄関戸をついでにピカピカにしました。最後の最後に、汚れている玄関戸の敷居を拭けば、ウエスはゴミ箱にポイ~そして玄関戸はスイスイ~と滑らかな滑り~(^^♪

はい。本題ですが、一応終わりました。
母屋分が足りませんでしたが、今年はこれで良しとするか買い足すかはまだ決めかねています。

写真はせっかくなのでビフォーアフターでどうぞ。

Before
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After
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うむ( ˘ω˘ ) 良いでしょう!

植物油は石油系塗料と違って嫌な臭いもなく、顔についても慌てて洗い流す必要もなく、人に無害で木を殺さず木を活かす、地球にやさしいエコ塗料なり☆