TEKI雑記

古民家暮らしのDIYな日々を綴ります

納屋建築 桁篇

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毎度~納屋建築でございます。


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桁は㊀通りと㊃通りです。
番付表の一マスは半間ですので、桁の長さは3間+はね出し部分となります。
すべてに言えることですが、何を重視して選択するかでいろいろと変わってきます。
桁ですと、強度・施工性・価格でしょうか。

はね出しの長さにもよりますが、この桁を一本もので注文しますと単価が跳ね上がります。
当たり前ですが、長~い木を山からおろすには、それに対応した車両や山道が必要なわけです。
効率のため現代は2間もの(4m)までで、規格化されているようです。
よって、単価を安くしたい場合は2本になり、「継手」が生じます。
「継手」なんて難しい!面倒くせー!または、わしゃあ最強の強度がほしいんじゃあーという方は、一本ものになります。どんな強固な「継手」よりも一本ものにはかないませんので。
しかし、お金はそれなりにかかることを覚悟しなければなりません。桁単価だけじゃぁありません。3間もの以上の材を人力で建前できればよいですが、できなければ重機が出動することになりますので。

私の場合は、マッスルパワーのみでしか考えていませんので、必然的に「継手」です。
「継手」となれば、どこで継ぐのかを決めなくてはなりません。
番付表、㋭~㋣間と㋑~㋩間は開口部ですので、この上は強度が欲しいです。よって、開口部を避ければどこでもよいでしょう。

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㊀通りは㋩~㋥間で継ぐことにしました。
㋑側からは3m材(写真左)、㋣側からは4m材(写真右)がくることになります。
㊃通りは逆になりますので、㋥~㋭間で継ぐことになります。

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はい。「継手」は「追かけ大栓継ぎ」です!
私の住む地域ではこの「継手」がよく見られます。

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因みに、小屋作り時に用いた「継手」はこちら!
「腰掛鎌継ぎ」ですね。
別名「ポコ〇ン継ぎ」です(゚∀゚)アヒャヒャ
昔の棟梁は「鎌継ぎ」の刻みが下手な弟子に対して、「はあ!?お前の一物はそんなに粗末なんか(`・д・´)!!!」って言っていたんでしょうね。

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今の現場は、自分ところで刻む大工さんが本当に少ないでしょうから、そんな下ネタもないのかもしれません。
プレカットですと個性はありませんが、ある意味完璧で揃った一物が届くわけですから。
(写真は知人の納屋建築時のプレカット材です)

さてさて、手刻み派の私はどんな「継手」にするかも自由ですが、結果がどんなものになるかはやってみないとわかりません。
ただ、「継手」に関して現時点での私のこたえは、「追かけ大栓継ぎ」を軸にやっていこうと思います。
材料寸法の制約がない限り、「鎌継ぎ」はしないです。
理由は刻む手間はそこまで大差ないように思うのに、「追かけ大栓継ぎ」の方が圧倒的に強度があるからと、意匠的にカッコイイからです。