TEKI雑記

古民家暮らしのDIYな日々を綴ります

納屋建築 束篇

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ご無沙汰しております、納屋建築のレポートです。
今回は「束」の刻みです。


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まずはじめに、番付表で「束」の位置を確かめましょう。
㊀通りを「棟木」とした片流れ屋根として、今回は㊀、㋥、㊂通りに「束」を入れることにしました。
また、㊀通りと㊁通りには簡易的な「繋ぎ梁」として、「貫」を入れることにしました。

日本建築の場合、この「束」で屋根勾配を決めることになります。

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「束」は主要構造部材の中では、小さいものになります。
よって、まとめて墨付けとカクノミ作業することで、作業効率が上がりますが、ここで気をつけなければならないことがあります。

それは、「墨壺で中心線を一括でとるな!」です。
そして、「墨壺はあまりおすすめしない!」です。

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「束」ごとに中心線を出していくわけですが、「束」のような短い部材の中心線は、上記写真の1mスケールがあれば正確です。(墨壺の中心線は、太くなってしまったりするんですよね)
もちろん長さが間に合えばの話ですが、今回の三寸勾配束で㊀通り束は間に合いました。因みに㊂通り束は、50㎝サシガネで間に合いました。

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㊀通り束ができました!
㊀通り束は、桁にのりますので平ほぞの向きが、上下同形になります。

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㊁通り束です!

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㊂通り束です!
ごらんの通り、㊁㊂通り束は梁の上になりますので、平ほぞの向きは上下で違います。

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㊀~㊂通り束を並べました。

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実際に組んだ時のレベルで重ねるとこうなるハズです。
(㊀通り束は桁分、短くなります)
これで間違っていれば、建前時にノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!となります。
このレベル合わせが日本建築の面倒くさいところでもあり、やりがいでもあるわけですな。